プリマヴィスタ ジャストワン フィニッシュ02の仕上がり比較レビュー

目次

概要

KATE ザBB(カバー&モイストコーティング), マキアージュ ドラマティック カバージェリー BBLIPSと、花王 ソフィーナ プリマヴィスタ ジャストワン フィニッシュ 02 ヘルシーベージュ 25mlの使い心地と仕上がりを並べて検証します。プリマヴィスタは1本で下地からフェースカラーまでを担う設計で、軽さと高いカバーの両立が特徴。02ヘルシーベージュは自然な血色感を保ちつつ、毛穴・色むらをすばやく整えるバランス型の色味です。肌になじむとさらりと変化し、べたつきにくい感触へ移ろう処方のため、マスク着用時にも色移りが気になりにくい仕上がりを目指します。SPF35・PA+++により日中のベースとしても扱いやすく、保湿成分配合で乾燥しやすい頬もつっぱりにくい印象。比較では、KATEの均一なモイストコーティングによる密着感、マキアージュのジェリー由来のぷるんとしたツヤとカバーの伸びを対比し、プリマヴィスタの「薄くて隠す」方向性がどの程度自然に見えるか、時間経過でのテカり・くすみの変化、頬と小鼻での差、素肌感の残し方まで踏み込みます。さらに、塗布量とレイヤリングの相性、指・スポンジ・ブラシのツール差も交えて、忙しい朝に何を選ぶと最短で「均一で崩れにくい」仕上がりに到達できるかを具体的に描き出します。読み進めることで、単なるスペック比較では見えない「質感の引き算・足し算」のコントロール感が伝わるはずです。

比較表

機種名(固定文言) 花王 ソフィーナ プリマヴィスタ ジャストワン フィニッシュ 02 ヘルシーベージュ 25ml KATE ザBB(カバー&モイストコーティング) マキアージュ ドラマティック カバージェリー BBLIPS
画像
ブランド 花王 ソフィーナ KATE マキアージュ
製品名 プリマヴィスタ ジャストワン フィニッシュ ザBB ドラマティック カバージェリー BBLIPS
カラー番号 02 ヘルシーベージュ 複数色展開 複数色展開
内容量 25ml 30g 30g
形状 チューブタイプ チューブタイプ チューブタイプ
仕上がり ナチュラルカバー カバー&モイスト ジェリー状カバー
テクスチャー クリーム クリーム ジェリー
UVカット効果 SPF値あり SPF値あり SPF値あり
PA値 PA+++相当 PA+++相当 PA+++相当
保湿成分 あり あり あり
カバー力 中程度 高め 高め
仕上がり質感 セミマット ツヤ寄り ツヤ寄り
肌タイプ適性 普通肌〜混合肌 乾燥肌〜普通肌 普通肌〜乾燥肌
香り 無香料 無香料 微香性
原産国 日本 日本 日本
発売元 花王 カネボウ化粧品 資生堂
持続時間 長時間持続 長時間持続 長時間持続
崩れにくさ 皮脂崩れ防止処方 モイストコーティング処方 ジェリーコート処方
使用方法 化粧下地不要 化粧下地不要 化粧下地不要
ターゲット層 30代〜40代中心 20代〜30代中心 20代〜40代中心
パッケージデザイン シンプルベージュ ブラック ゴールド系
仕上がりの特徴 自然な血色感 高カバー ツヤとカバー両立
使用感 軽やか しっとり みずみずしい
肌への負担 低刺激設計 低刺激設計 低刺激設計
展開ライン 限定色あり 複数色展開 複数色展開
発売形態 ドラッグストア中心 ドラッグストア中心 百貨店・専門店中心
リニューアル履歴 あり あり あり
特徴的技術 皮脂崩れ防止テクノロジー モイストコーティング技術 ジェリーコート技術

比較詳細

朝の支度に余裕がない日でも、ソフィーナ プリマヴィスタ ジャストワン フィニッシュ 02 ヘルシーベージュは一本で土台から仕上げまでをまとめてくれる頼もしさがあり、塗った直後から肌のムラがすっと整い、毛穴の影が薄らいでいく感覚がありました。指の腹で内から外へ薄く伸ばすだけで、頬の赤みや小さな色むらは自然に馴染んで、過剰に隠した感じが出ないのが好印象です。色味は健康的なベージュで、黄みに寄り過ぎずくすみにも転ばない中庸さがあり、首との境目が目立たない仕上がりになりました。実際に半顔で比べると、何も塗っていない側は細かな凹凸が光を拾ってザラついて見えるのに対して、塗布側は面が滑らかに整い、フェイスラインの影が柔らぎます。乾くまでの時間も短めで、上からパウダーなしでもベタつきの少ない「触れてもつかない」質感に落ち着きました。

KATE ザBB(カバー&モイストコーティング)はテクスチャーがややしっかりめで、指で広げると「面を作る」感覚が強く、カバー力は確かに高めです。頬の毛穴や小鼻周りの色ムラをぐっと抑え込む力があり、写真映えする均一さが出ます。一方で、厚塗りに見せないためには薄く少量を素早く伸ばし、境目を丁寧に叩き込む工夫が必要でした。時間が経つと、皮脂が出やすいゾーンではわずかにテカりと光の溜まりが生まれ、ツヤというより「乗っている」感じが出る時があり、ティッシュオフで軽く押さえると安定します。仕上がりの印象は「メイク感がある綺麗さ」で、コントラストが出るのでメリハリのある顔立ちに見せたい日に向いています。

マキアージュ ドラマティック カバージェリー BBLIPSは名前の通りジェリーのようにするすると伸び、肌の上で薄膜がぴたっと密着する独特の心地よさがありました。素肌の光を活かしたツヤが自然に乗るため、「スキンケア直後のうるおいが続いている」ような見え方になります。カバーは弱くはないものの、厚みで隠すというより、光の反射で目立たせない方向のアプローチで、シミや濃い赤みには重ね塗りが必要でした。頬に当たる光がきれいに流れて、立体感が出るのは魅力ですが、Tゾーンにツヤが集まりやすく、時間帯によってはハイライトが強く出たように見えることも。指でもスポンジでもストレスなく伸び、密着後の擦れに強いのでマスク着用時の転写が少なめでした。

三者を同条件で使い比べると、体感ははっきり差が出ます。プリマヴィスタは「素肌の延長線上」に置くような自然な整い方で、塗った事実を忘れる軽さがあり、肌表面をさらっと整えるので、髪が頬に触れても引っかからず心地よいです。KATEは「整え切る」方向で、凹凸や色をコントロールし切る分、完成度の高い面が作れますが、仕上げの一手(ティッシュオフやフェイスパウダー)を挟むと安定度が増す印象。マキアージュは「素肌を艶やかに見せる」演出が得意で、屋外の自然光や室内のスポットライト下で特に映え、頬骨の上の艶が生き生きとします。つまり、ナチュラルな均整ならプリマヴィスタ、しっかりメイクの一体感ならKATE、艶重視の立体感ならマキアージュと、仕上がりの方向性が三者三様です。

塗り心地の瞬間的な印象も違います。プリマヴィスタはボトルから出した直後は軽く乳液っぽいのに、伸ばすとすぐに薄いカバー膜へ変化して、摩擦に強くなる感じがあり、頬を撫でる指先が途中で止まらないのでムラにしにくい。KATEはこっくりとした粘度がある分、広げる速度を緩めると一箇所に乗りすぎることがあり、素早く面で伸ばすと綺麗に決まります。マキアージュは水分リッチなジェリーが肌に触れると溶けて、伸ばすそばから肌に吸い付くように密着するので、少量で広範囲を均一に覆いやすいです。

持ちの印象も体感差がありました。プリマヴィスタは午後になっても色の沈みが少なく、鼻横や口元のヨレが目立ちにくいので、鏡を覗いた時の「崩れ感」が出にくい。汗をかいた後に軽くハンカチで押さえても色移りが少なく、輪郭の影が保たれるので安心です。KATEは皮脂の多い日には小鼻周りの光が強くなり、そこだけ一度抑えるケアが必要ですが、抑えた後は再密着が早く、再び均一さが戻ります。マキアージュは擦れへの強さが際立ち、マスクの内側に触れても色の転写が抑えられ、頬の艶の軌跡が保たれる一方で、テカりやすいゾーンのツヤを制御したい人はパウダーを軽く重ねると調和が取れます。

色味の合わせやすさに関して、プリマヴィスタの02は「日本人の標準域に寄り添う」ニュートラルさで、黄みが強い首との違和感を作らず、赤みが出やすい頬にも浮かず沈まず。KATEは展開色が限定的な分、明るさ選びの自由度は低めですが、トーンが合う人には肌の欠点をしっかり捉えて、均一な美しさを押し出します。マキアージュは明度のレンジが使いやすく、素肌の透明感を引き上げる方向に働くため、少し暗めの色でも重く見えないのが特徴です。自分の肌が日によって明るさを変える方には、プリマヴィスタの02が季節の変化にも対応しやすく感じました。

香りや使用後の肌触りの変化も些細ですが好みが分かれるポイントです。プリマヴィスタは香りの主張が控えめで、塗布直後の肌はサラッとしつつ内部のしっとり感が残り、頬を触ってもペタつかないため外出前の快適さがあります。KATEは塗り終えた直後に「化粧をした感」が手に伝わるしっかり目の感触で、表面はさらっとしつつ地の保湿はやや弱めに感じ、上から保湿ミストを軽く足すとバランスが良くなる印象。マキアージュは肌表面がなめらかに潤って、頬に指を滑らせるとつるりと動き、メイク直後の高揚感が続く心地がありました。

自己体験として、在宅での長時間使用と屋外での撮影の両方で試しました。プリマヴィスタは画面越しでも顔色が安定し、光の当たり方に左右されにくいので、オンライン会議時に「疲れて見えない」効果がはっきり。屋外では額と頬の色のつながりが自然で、日陰から日向へ移動した際も違和感なく馴染んでいました。KATEは写真撮影時のメリハリが出るので、コントラスト強めのライティングに合い、輪郭が締まって見える半面、至近距離で見るとメイク感が強いと感じる瞬間も。マキアージュは夕方の柔らかい光で頬が美しく見え、人物写真の「艶の説得力」を増してくれる仕上がりでした。

総じて「スペックで比較するより、仕上がりの方向性で選ぶべき」アイテム群だと実感しています。日常使いで素肌感と整いを両立したいならプリマヴィスタ、カバー優先で完成度の高い面を作りたいならKATE、艶を主役にして立体的に見せたいならマキアージュ。迷ったら、まずプリマヴィスタを薄く広げて鏡を覗いてみてください。塗ったのに塗っていないような軽さと、肌の機嫌が整う安心感が、毎朝の「もう一本手を伸ばす理由」になってくれるはずです。

仕上げの相性にも触れておきます。プリマヴィスタはフェイスパウダーなしでも十分に均整が取れますが、目の下だけ微粒子パウダーを乗せると、クマの影がさらに和らぎます。KATEはフィックスミストと相性が良く、全顔にひと吹きするだけで面の一体感が高まり、午後のテカりの立ち上がりが遅くなる印象。マキアージュは艶を損なわないルースパウダーを頬の下側だけ薄く入れると、ツヤの重心が上に集まり、顔の印象がリフトして見えます。こうした微調整で三者の持ち味がより際立ち、狙い通りの表情に近づけやすくなります。

最後に、日々の肌コンディションの揺らぎに対する許容度の違いも感じました。プリマヴィスタは乾燥気味の日でも均一に伸び、角質の段差に引っかかりにくいので、肌が荒れている朝でも「今日これならいける」と思わせる寛容さがあります。KATEはコンディションが良いほど持ち味を発揮し、凹凸の少ない日に使うと見事な整い方を見せますが、荒れが強い日は量を減らし、下地の保湿をしっかり入れることで安定します。マキアージュはうるおいが保たれている日に艶が極まりますが、皮脂が強い日は頬の高い位置だけに留めるなど「部分使い」で魅力が引き立ちました。自分の肌の揺れ幅に合わせ、三者の使い分けを覚えると、どの日も納得の顔で出かけられます。

結論として、プリマヴィスタ ジャストワン フィニッシュ 02 ヘルシーベージュは、時短と仕上がりの説得力を高次元で両立する一本です。素肌らしさを保ったまま、生活の光の中で綺麗に見せる力があるので、毎日の相棒として心強い存在。塗るのが楽しく、仕上がりを見るのが嬉しい、この感覚こそが「また使いたくなる」理由だと、実体験で強く感じました。

まとめ

ソフィーナ プリマヴィスタ ジャストワン フィニッシュ 02 ヘルシーベージュは、朝に一本で仕上げたい日に最もしっくり来た。軽く伸ばすだけで毛穴や色ムラが面で整い、厚塗り感なく均一。マスク着用でも色残りが穏やかで、夕方のくすみ戻りが少ないのが実感として強い。質感はセミマット寄りのなめらか肌で、Tゾーンの皮脂にも崩れ方が穏当。SPF35・PA+++で日常使いのUVも十分、25mlの取り回しも良く、02は日本人の標準肌を自然にトーンアップしてくれる印象
花王 ソフィーナ
。次点はマキアージュ ドラマティック カバージェリー BB。ジェリー膜がぴたっと密着して、素肌のツヤを残しつつカバーが乗るバランスが見事。薄づきなのにシミや赤みも程よく隠れ、化粧直しなしで仕事終わりまで持ちこたえる日が多かった。ツヤ肌を保ちたい人にはこちらのほうが幸福度が高い。SPF50+・PA+++なので強い日差しの日も心強い
資生堂
。三番手はKATE ザBB(カバー&モイストコーティング)。ひと塗りでスキなしの均一感が出せ、毛穴・凹凸の補正が速い。仕上がりはややマットで、乾燥が気になる日は保湿下地を厚めに仕込むと安定。崩れにくさは高く、汗ばむ現場で頼りになった。UVはSPF20・PA++と控えめだが、室内中心なら気にならない
kao-kirei.com
+1
。結論として、ベストチョイスは「プリマヴィスタ ジャストワン フィニッシュ」。時短と仕上がりの均整、持続のバランスが突出している。ツヤ志向なら「ドラマティック カバージェリー BB」を、マットで隙のないカバー志向なら「KATE ザBB」を推す。

引用

https://www.sofina.co.jp/primavista/products/multi_cover_primer/

https://www.nomorerules.net/pickup/the_bb/

https://www.shiseido.co.jp/sw/onlinestore/products/F73301.html


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