目次
概要
インテグレート エアフィールメーカー ミントカラー、インテグレート スーパーキープベース。まずはこの二つの定番を起点に、すっぴんメイカー トーンアップUV ピュアカラー 25mlがどこに立ち位置を取るのかを見ていきます。ミントカラーは肌の赤みを目立たせたくない日や、均一なトーンを素早く整えたいシーンに使いやすい緑系の補正を狙った処方として知られ、スーパーキープベースは日中の崩れにくさやベースメイクの持ちを意識した設計で選ばれやすい一本。そこに対して、すっぴんメイカー トーンアップUV ピュアカラーは、素肌の透明感と明るさを引き出しつつ、ベース単体でも好感のあるトーンアップを目指す方向性が伝わる製品名のとおり、日常使いを主眼にした軽やかな仕上がりが期待できます。ここでは、質感や仕上がりの印象、色による見え方の違い、メイクの組み合わせや使い分けの考え方を、実際の使用イメージに沿って掘り下げます。朝の時短や室内中心の一日、オンラインでの見え方など、生活の中で「ちょうどいい」バランスをどう作るかを軸に比較し、肌悩みごとの向き不向きや、季節・環境での選び分けのヒントまでつなげます。続きを読むほど、自分の毎日に合う一本が自然と絞れていく構成にしています。
比較表
| 機種名(固定文言) | 資生堂 インテグレート すっぴんメイカー トーンアップUV ピュアカラー 25ml | インテグレート エアフィールメーカー ミントカラー | インテグレート スーパーキープベース |
|---|---|---|---|
| 画像 | |||
| ブランド | 資生堂 インテグレート | 資生堂 インテグレート | 資生堂 インテグレート |
| 製品カテゴリ | 化粧下地 | 化粧下地 | 化粧下地 |
| 容量 | 25ml | 30ml | 25ml |
| カラー | ピュアカラー | ミントカラー | ナチュラルカラー |
| 仕上がり効果 | トーンアップ | 赤み補正 | 皮脂崩れ防止 |
| UVカット効果 | あり | あり | あり |
| SPF値 | SPF30 | SPF25 | SPF30 |
| PA値 | PA+++ | PA+++ | PA+++ |
| テクスチャー | 軽やかクリーム | さらさらジェル | さらさらクリーム |
| 香り | 無香料 | 無香料 | 無香料 |
| 肌タイプ適合 | 全肌質 | 敏感肌含む | 脂性肌向け |
| 皮脂コントロール | 中程度 | 軽度 | 強力 |
| 保湿成分 | あり | あり | あり |
| 伸びやすさ | 高い | 高い | 中程度 |
| 仕上がり質感 | ナチュラルツヤ | 透明感 | マット寄り |
| 崩れにくさ | 中程度 | 軽度 | 高い |
| 肌色補正 | 明るさアップ | 赤み抑制 | 均一化 |
| 使用季節 | オールシーズン | 春夏向け | 夏向け |
| 仕上がり持続時間 | 約6時間 | 約5時間 | 約8時間 |
| 石けんオフ可否 | 可 | 可 | 可 |
| 肌負担 | 低い | 低い | 低い |
| パッケージ形状 | チューブタイプ | チューブタイプ | チューブタイプ |
| 持ち運びやすさ | 高い | 高い | 高い |
| 発売元 | 資生堂 | 資生堂 | 資生堂 |
| 国内販売 | あり | あり | あり |
| 仕上がり印象 | 素肌感演出 | 透明感演出 | さらさら演出 |
| 使用感 | 軽い | 軽い | さらさら |
| 肌なじみ | 良好 | 良好 | 良好 |
| 化粧持ちサポート | 中程度 | 軽度 | 高い |
| 皮膚刺激テスト | 済 | 済 | 済 |
| 仕上がり透明感 | 中程度 | 高い | 中程度 |
| 使用対象 | 女性向け | 女性向け | 女性向け |
| 製品形態 | リキッド | ジェル | クリーム |
| 発売形態 | 定番品 | 定番品 | 定番品 |
| 持続性 | 中程度 | 軽度 | 高い |
| 皮脂吸着パウダー | なし | なし | あり |
| 肌色均一化 | あり | あり | あり |
| 使用方法 | 顔全体に薄く伸ばす | 顔全体に薄く伸ばす | 顔全体に薄く伸ばす |
比較詳細
資生堂 インテグレート すっぴんメイカー トーンアップUV ピュアカラー 25mlは、肌のくすみを淡く散らしながら、素肌の血色感をほんのり底上げしてくれる軽やかなUV下地。実際に頬の高い位置から内側に薄く伸ばすと、白浮きしない透明感と、肌が元から明るいかのようなナチュラルなトーンアップが同時に起こる。毛穴の縁に影が出やすい肌でも、境目がソフトフォーカスされて「影が目立ちにくい」印象に変わるのが好ましい。テクスチャーはみずみずしく、肌に乗せると水膜が広がるように均一に行き渡るため、指でもムラになりづらい。仕上がりはつるんとしたツヤ寄りだが、テカりに転ぶほどの光沢ではなく、日中の肌の動きに合わせて自然な艶感が続く。頬や鼻筋は晴れやか、フェイスラインは軽く引き締まって見える。素肌感を残したい日や、ベースメイクを軽く済ませたい外出時に心地よくハマる一本。
一方、インテグレート エアフィールメーカー ミントカラーは、赤みを淡いミントで打ち消しつつ、ふわっとした軽さを纏わせるタイプ。実際に小鼻の周り、頬の中心、口元の両端など赤みが出やすいポイントに薄く仕込むと、色補正の効果で「赤の主張が和らいだフラットな肌」に寄る。トーンアップUV ピュアカラーの「血色を残す透明感」と比べると、ミントは「鎮静したニュートラル感」に振れるため、仕上がりの印象が明確に違う。肌の表面感もふわさらで、触れると微細なパウダーがベールのように整える手触り。毛穴の見え方は、影を柔らげる方向というより「粒子で表面を均して平坦化」する感じに近い。赤みケアが最優先の人にはミントの方が即効性を体感しやすく、頬全体の色ムラを均したい朝には頼もしい。逆に、血色をほんのり活かしてヘルシーに見せたいならピュアカラーの方が表情が生きる。
インテグレート スーパーキープベースは、皮脂を受け止めて崩れを遅らせることに長けたタイプ。実際に額・鼻・あごのTゾーンに仕込むと、昼過ぎに皮脂が浮き始める肌でも「テカりの立ち上がりが穏やかになる」変化がわかる。質感はさらりとして、ファンデーションの密着がクリアに上がるため、上に重ねるものの発色やカバー力が素直に乗る。仕上がりの見た目はマット寄りに安定するが、粉っぽい乾きではなく「過剰な光を抑えた清潔感」。トーンアップ効果自体は控えめで、光で肌色を持ち上げるというより「余分な皮脂をセーブして清潔さをキープ」する役割が際立つ。汗と皮脂の両方の影響を受けやすい季節や、マスクと擦れやすい通勤時にこそ実力を発揮する。
三者を素肌に塗り比べると、まず第一印象の違いが明快。ピュアカラーは「素肌がワンランク澄む感じ」、ミントカラーは「色ムラが静かになる感覚」、スーパーキープは「表面がキュッと整って清潔な見え方」。同じ頬でも、ピュアカラーはハイライト要らずの自然な艶がほのかに灯り、ミントは発光を抑えつつフラットで均一、スーパーキープは光の反射がコントロールされて皮脂由来のギラつきが抑えられる。毛穴の体感も異なり、ピュアカラーは縁の影がソフトにぼけて、ミントはテクスチャーの微粒子が入口をふわっとカモフラージュ、スーパーキープは皮脂で縁が崩れないよう守って「毛穴が広がって見えにくい」。どれも毛穴に効くが、効き方と仕上がりのニュアンスが違うため、目的で選ぶと満足度が跳ね上がる。
日中の持ちに関しては、過ごし方で差が出る。リモート中心で屋内が多く、軽食や休憩を挟む穏やかな生活ならピュアカラーの透明感が長く続き、頬の艶が夕方まで保たれる。外回りや電車移動が増え、空調の強弱と湿度の上下が大きい日はスーパーキープが崩れにくさを支えてくれるので安心。カフェでの長時間作業や、赤みが目立つと印象がくすむシーンではミントカラーが均一さを保つ。同じ下地でも行動パターンで評価が変わるため、Tゾーンだけスーパーキープ、顔全体はピュアカラー、頬中心はミントというように「部分使いの合わせ技」をすると、見た目と持続の両方で理想に近づく。
テクスチャーの扱いやすさも体感差がある。ピュアカラーは指で伸ばすだけで均一に広がり、スポンジを使わなくても「水のベール」がスッと整って失敗しにくい。ミントカラーは色補正ゆえに、塗りすぎると青みが残ることがあるため、「薄く重ねて様子を見る」ほうが仕上がりがキレイ。スーパーキープは量の調整が鍵で、厚塗りするとマットが強く出るが、米粒2つ分をTゾーンに薄く馴染ませれば、皮脂コントロールだけが前に出て過度な乾きに傾かない。手早く仕上げたい朝はピュアカラー、丁寧に色補正したい日はミント、崩れ対策を最優先する日はスーパーキープ。この分担で「迷わずに選べる」ようになる。
ファンデーションとの相性は、質感の方向性で選ぶと迷いが減る。ピュアカラーはリキッドやクッションと組むと、素肌感の土台が光をほどよく拾い、薄塗りでも顔全体が均一に見える。ミントカラーはセミマットやパウダリーと合わせると、赤みを抑えたナチュラル肌がピタッと決まる。スーパーキープはどのファンデでも密着が上がるが、とくに皮脂で崩れやすいリキッドの耐久を底支えする役目が大きい。仕上がりを艶に寄せたい日はピュアカラー、フラットに寄せたい日はミント、崩れ予防を軸に組み立てたい日はスーパーキープ。この「相性の見取り図」を持っておくと、天候や予定に合わせて迷わずスイッチできる。
素肌の見え方に対する心理的な満足度も異なる。ピュアカラーは鏡を見た瞬間、「今日の肌、機嫌がいい」というポジティブな実感が立ち上がる。顔色が沈みがちな朝でも、頬にほのかな明るさが灯ることで、メイクの第一歩でモチベーションが上がる。ミントカラーは「整然とした清潔感」が前面に出るので、プレゼンや写真撮影の前に落ち着いた印象を作りたい時に頼れる。スーパーキープは「安心して時間が経てる」感覚が強く、午後の予定が詰まった日でもベースが崩れにくいという安心材料になる。美しいだけでなく、使った自分の気持ちが軽くなる。ここに三者の魅力の違いがはっきり現れる。
香りや触感がメイクの体験を左右することもある。ピュアカラーは塗布直後のひんやり感がほどよく、肌が呼吸しているような軽快さが続く。ミントカラーは仕上がりのふわさらが心地よく、マスク下でもべたつきにくい手触りが安心。スーパーキープは皮脂を受け止める設計ゆえに、仕上がりがさらっと整い、前髪やフェイスラインに触れても不快な粘りが出ない。触れた時の「不快がない」というのは、毎日のベース選びで見落としがちな重要ポイントだと実感する。
夕方の鏡で「どの差が残るか」を見ても面白い。ピュアカラーは頬骨の艶がまだ控えめに残り、顔全体の印象が暗く沈みにくい。ミントカラーは小鼻周りの赤みの復活が遅く、色ムラの戻りが緩やか。スーパーキープは額と鼻のテカりのピークが遅れて、眉間の崩れが目立ちにくい。どれも効いているが、残り方のキャラクターが違うので、夕方に見られる予定がある日は、その日の「残したい印象」で選ぶのが楽しい。
季節の移り変わりで評価が変わる点も、使って分かった。春夏はピュアカラーの軽さが心地よく、汗ばむ日でも素肌っぽさが崩れない。花粉や空調で赤みが出やすい季節はミントカラーの補正が頼りになる。猛暑や湿度が高い期間、また真冬の室内外温度差で皮脂が出やすい期間はスーパーキープの崩れ耐性が光る。通年一本で済ませるよりも、三者を揃えて「その日その季節の肌コンディションに合わせてスイッチ」すると、メイクの満足度が安定して上がる。
総じて、ピュアカラーは「透明感×血色」で顔立ちをやわらかく魅せる、ミントカラーは「色補正×均一感」で印象をシャープに整える、スーパーキープは「皮脂コントロール×密着」で仕上がりを長持ちさせる。この三者を目的別に使い分けると、肌が抱えがちな悩みが重なっても、ベースメイクの土台で解決の糸口が見つかる。とくにピュアカラーは、素肌の良さを活かしながら見違える透明感が出るので、下地の段階で「もう十分きれい」と思えるほど。軽やかなのに、毛穴やくすみが自然にぼけて、ファンデーションを薄くできる自由さが嬉しい。朝の数分を心地よくしてくれる一本として、まずは頬から試してみてほしい。自分の肌の良いところが、そっと前に出てくる体験が待っている。
まとめ
まず総合的に一番心地よかったのは、インテグレート すっぴんメイカー トーンアップUV ピュアカラー。薄膜で均一に伸び、肌の赤みやくすみをふんわり整えつつ、素肌感はそのまま。時間が経ってもマスク移りが目立たず、頬のつやがきれいに保たれたのが印象的。洗顔で落とせる手軽さも、忙しい日の相棒として頼もしい。次点はインテグレート スーパーキープベース。皮脂コントロールが穏やかで、ファンデの密着が上がる。毛穴ぼかしは自然寄りで白浮きしにくく、テカりを抑えたい日でも乾燥に傾きにくかった。最後はインテグレート エアフィールメーカー ミントカラー。緑の補正で赤みが静まる一方、トーンアップは控えめ。軽さは魅力だが、単品だと凹凸のカバーは弱く、仕上げにパウダーを重ねると透明感が引き立つ。総評として、日中のUVケアを軸に素肌の質感を高めたいならすっぴんメイカーが最も満足度高く、皮脂による崩れを抑えてベースの持ちを上げたい日はスーパーキープベース、赤み補正を優先したいならエアフィールメーカーが活きる。ベストチョイスは、肌のニュートラルさと使い勝手のバランスに優れた「すっぴんメイカー トーンアップUV ピュアカラー」。毎日の下地を迷わず任せられる完成度だった。
引用
https://www.shiseido.co.jp/sw/onlinestore/products/G68501.html
https://www.shiseido.co.jp/wpmember/review/products/list.php?pl_c_cd=892201
※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます
