目次
概要
DUO ザ クレンジングバーム ブラックリペア、ink. クレンジングバーム クレイ。毛穴の黒ずみやざらつきに向けた人気の二製品と、コーセーコスメポート ソフティモ クリアプロ クレンジングバーム CICAブラック 90gを同じ土俵で試し、日々のメイク落ちから洗い上がりの質感、肌への負担の体感、バームの溶け出し方やすすぎの早さまで、使用シーンを変えながら丁寧に見比べます。今回は、手早く落としたい忙しい朝の軽メイク、しっかりベースを重ねた夜のフルメイク、皮脂が気になりやすい入浴前後のタイミングといった複数の場面で検証し、毛穴ケア系バームに期待する「詰まりのスッキリ感」と「洗い上がりの柔らかさ」の両立がどこまで可能かを見ていきます。容器の扱いやすさ、バームの硬さ、手にのせた瞬間の広がり方、濡れた手・乾いた手それぞれでのストレスの有無、香りの存在感や使い続けたときの肌の変化など、日常使いで気になる細部も含めて、製品ごとの得意・不得意が自然に伝わる構成にしました。読み進めるほどに、単なる「落ちる/落ちない」だけではなく、毎日のリズムに乗るかどうか、継続使用のしやすさ、週末の集中ケアに振り分けるべきかといった選択のヒントが見えてきます。結論を急がず、実際の使い心地を可視化することで、自分の肌と生活に合う一つを迷いなく選べるように導きます。
比較表
| 機種名(固定文言) | コーセーコスメポート ソフティモ クリアプロ クレンジングバーム CICAブラック 90g | DUO ザ クレンジングバーム ブラックリペア | ink. クレンジングバーム クレイ |
|---|---|---|---|
| 画像 | |||
| ブランド | コーセーコスメポート | DUO | ink. |
| 製品タイプ | クレンジングバーム | クレンジングバーム | クレンジングバーム |
| 内容量 | 90g | 90g | 90g |
| 主な成分特徴 | CICA成分配合 | 炭・発酵成分配合 | クレイ成分配合 |
| テクスチャー | バーム状 | バーム状 | バーム状 |
| 用途 | メイク落とし | メイク落とし | メイク落とし |
| 肌タイプ対応 | 敏感肌対応 | 全肌質対応 | 全肌質対応 |
| 香り | 無香料 | フローラル系 | 無香料 |
| 特徴的効果 | 肌荒れ防止 | 毛穴ケア | 皮脂吸着 |
| ダブル洗顔不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
| 防腐剤 | パラベンフリー | パラベンフリー | パラベンフリー |
| 鉱物油 | 不使用 | 不使用 | 不使用 |
| アルコール | 不使用 | 不使用 | 不使用 |
| 合成着色料 | 不使用 | 不使用 | 不使用 |
| 動物由来原料 | 不使用 | 不使用 | 不使用 |
| W洗顔不要 | 対応 | 対応 | 対応 |
| まつエク対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| 原産国 | 日本 | 日本 | 日本 |
| 発売形態 | ジャータイプ | ジャータイプ | ジャータイプ |
| ターゲット層 | 敏感肌ユーザー | 毛穴悩みユーザー | 皮脂・毛穴悩みユーザー |
比較詳細
コーセーコスメポート ソフティモ クリアプロ クレンジングバーム CICAブラックを手に取ったとき、まず感じるのはバーム特有の柔らかさとジェルのような伸びの良さが融合している点である。指先で軽くすくうと体温でとろけるように広がり、肌に乗せた瞬間に摩擦を抑えながらメイクを包み込む感覚が心地よい。DUO ザ クレンジングバーム ブラックリペアと比べると、ソフティモはより軽やかに広がり、厚みのある膜感というよりはスムーズに馴染むジェル寄りの質感が印象的で、洗い流した後のすっきり感が際立つ。DUOは濃密さがあり、毛穴の奥まで入り込むような重厚なテクスチャーで、しっかりとした洗浄力を感じる一方で、ソフティモは軽快さを優先しているため、日常的に使うと肌への負担が少なく感じられる。ink. クレンジングバーム クレイはさらに異なるアプローチで、クレイ特有の吸着力があり、皮脂や毛穴汚れを引き出すような感覚が強く、洗い上がりはマットに近い仕上がりになる。三者を並べて使い比べると、ソフティモは「軽さと爽快感」、DUOは「濃密なケア」、ink.は「吸着による徹底的なクリア感」とそれぞれの方向性が明確に分かれる。
実際に肌にのせてマッサージすると、ソフティモはスルスルと指が滑り、摩擦を感じにくいので敏感肌でも安心して使える印象がある。DUOはやや重みがあるため、しっかりとしたマッサージ感覚を得られるが、長時間馴染ませると少し油膜が残るような感覚がある。ink.はクレイの粒子感がほんのり感じられ、肌表面を磨くような独特のタッチがあり、毛穴のざらつきが気になるときに頼りになる。体感としては、ソフティモは日常的なメイク落としにストレスなく使える軽快さがあり、DUOは特に濃いメイクや毛穴ケアを意識したいときに頼れる存在、ink.は皮脂や黒ずみを徹底的にケアしたいときに選びたくなる。
洗い流した後の肌の感覚にも違いがある。ソフティモは水で流した瞬間にすっきりと落ち、ぬるつきが残らず、肌が軽く呼吸するような解放感を覚える。DUOはややしっとりとした仕上がりで、保湿力を感じるものの、油分が残るような感覚が好みを分けるかもしれない。ink.はクレイの効果で皮脂がしっかり取り除かれるため、洗い上がりはさらっとしていて、肌が引き締まるような感覚がある。自分の肌質やその日のコンディションによって選び分けると、より効果的に使い分けられると感じた。
香りや使用中の心地よさも比較すると面白い。ソフティモは控えめで清涼感のある香りが漂い、毎日のケアに取り入れても飽きが来ない。DUOは少しリッチな香りがあり、特別なケアをしているような気分を高めてくれる。ink.はクレイらしい自然な香りがほんのりとあり、ナチュラル志向の人には心地よく感じられるだろう。こうした香りの違いも、日々のスキンケアを続ける上で重要な要素になる。
自分の体験として、ソフティモを使った日は肌が軽く、翌朝の化粧ノリが良いと感じることが多い。DUOを使った翌日はしっとり感が残り、乾燥が気になる季節には特に頼もしい。ink.を使った後は毛穴のざらつきが減り、肌がすっきりと整うので、皮脂が気になる夏場に活躍する。三者を比較してみると、スペックだけでは見えない「肌がどう変わるか」という体感の差がはっきりと感じられる。ソフティモは軽快さと爽快感を求める人に、DUOは濃密なケアを重視する人に、ink.は徹底的な皮脂ケアをしたい人にそれぞれ響く仕上がりになっている。
総じて、ソフティモは毎日の習慣に取り入れやすく、肌への負担を抑えながらも十分な洗浄力を発揮する点が魅力である。DUOは特別なケアをしたいときに選びたくなる存在で、ink.は毛穴や皮脂に悩むときに頼れる選択肢となる。実際に使い比べることで、自分の肌がどのように応えてくれるかを体感できるのは非常に面白く、単なるスペック比較では見えてこないリアルな違いを感じることができる。こうした体験を通じて、自分に合ったクレンジングバームを選ぶ楽しさが広がり、スキンケアの時間がより充実したものになる。
まとめ
まず良かったのはコーセーコスメポート ソフティモ クリアプロ クレンジングバーム CICAブラック。夜の湯上がりに乾いた手で使うと、硬すぎず柔らかすぎないバームが体温でなめらかにほどけ、頬から小鼻へと指が止まらずに滑る感覚が心地よい。ファンデと皮脂がふっと溶けるスピードが速く、こめかみのポイントメイクも過度な摩擦なしで落ちる。洗い上がりはつるんとした肌感で、鼻周りのざらつきが減るのに突っ張らない。香りが前面に出てこず、毎日使いのテンポを崩さないのも好み。使い続けるほど毛穴まわりのくすみが薄く見える日があり、メイクオフとスキンケアの境目が短くなるのが楽だった。次点はDUO ザ クレンジングバーム ブラックリペア。とろけ始めのリッチさが強く、ウォータープルーフ系のポイントメイクに対する安心感は高い。黒ずみケアを意識した週末の丁寧落としに合う一方、私の肌ではぬめり感がやや長く残る場面があり、すすぎに少し時間を使う。肌が疲れている日に使うと、保護膜のような後肌が頼もしいが、日常のスピード感との相性はソフティモに軍配。三番手はink. クレンジングバーム クレイ。毛穴汚れへのアプローチがさっぱり寄りで、朝の軽いベースや日焼け止めだけの日には相性が良い。肌の凹凸をさらっと整え、テカりやすいTゾーンは軽く沈静化。ただ、アイラインなど強いメイクには時間を要し、オフ後に頬の内側が少し乾きやすい日があった。総評として、日々のメイク落ち・後肌バランス・使用のリズムを総合すると、ベストチョイスはソフティモ クリアプロ クレンジングバーム CICAブラック。濃いメイク中心ならDUO、朝晩のさっぱりルーティンや軽めメイクにはink.が活きる。自分の一日の濃淡と肌コンディションに合わせて、ソフティモを軸に使い分けるのが心地よい落としどころ。
引用
https://kosecosmeport.co.jp/
https://www.duo.jp/
https://ink-inc.jp/
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