目次
概要
メディア ブライトアップパクト、ファシオ エアリーステイ パウダーファンデーション。ふたつの定番を並べて使い心地や仕上がりの方向性を思い浮かべたうえで、今回の主役であるカネボウ メディア リュクス パウダーファンデーション レフィル 01 明るめ 9gがどこに魅力を見せるのか、実使用のイメージから掘り下げていきます。ひと塗りで肌の凹凸や色ムラをなめらかに整えたい、でも厚さや粉感は極力抑えたい――そんなニーズに対して、粉の密着と肌上でののびの良さがどうバランスしているかが焦点です。
01 明るめは、くすみを軽やかに払う方向の色設計なので、素肌のトーンを損なわずに顔色をすっと持ち上げる使い方がしやすいのもポイント。朝のベースの上からスポンジでさっと均一にのばすと、狙ったカバー範囲に粉っぽさを残さずに整えやすく、メイク直しでもムラが出にくい印象に繋がります。レフィルなら普段のケースに入れ替えて持ち歩きがしやすく、日中のテカりや毛穴の目立ちをさっとリセットする用途にも噛み合います。
仕上がりはツヤ一辺倒でもマット一辺倒でもなく、日常の表情の動きに寄り添いながら自然な明るさをキープする方向。粉体が肌上で過度に重ならないので、頬や小鼻まわりに少しずつ重ねても厚く見えにくく、素肌感を残したまま整えるスタイルがはまりやすいはず。比べる二機種の良さを踏まえつつ、日常使いの「時短」「失敗しにくさ」「直しのしやすさ」を同時に満たすかどうか――その観点で、このファンデの強みを次章で具体的に見ていきます。
比較表
| 機種名 | カネボウ メディア リュクス パウダーファンデーション レフィル 01 明るめ 9g | メディア ブライトアップパクト | ファシオ エアリーステイ パウダーファンデーション |
|---|---|---|---|
| 画像 | |||
| ブランド | カネボウ | カネボウ | コーセー |
| シリーズ名 | メディア リュクス | メディア | ファシオ |
| 製品タイプ | パウダーファンデーション | パウダーファンデーション | パウダーファンデーション |
| 形状 | レフィル | レフィル | レフィル |
| カラー番号 | 01 明るめ | 複数色展開(全5色) | 複数色展開 |
| 内容量 | 9g | 11.5g | 10g |
| 仕上がり | ナチュラルカバー | 明るさアップ | 軽やかステイ |
| 肌タイプ適性 | 標準肌向け | 標準肌向け | 標準肌向け |
| UVカット効果 | SPF・PA表示なし | SPF20・PA+++ | SPF35・PA+++ |
| ケース有無 | 別売ケース対応 | 別売ケース対応 | 別売ケース対応 |
| 携帯性 | レフィル交換式でコンパクト | レフィル+ケースで持ち運びしやすい | レフィル+ケースで持ち運びしやすい |
| テクスチャー | さらさらパウダー | 軽やかパウダー | ふんわりパウダー |
| カバー力 | 中程度 | 軽め | 中程度 |
| 仕上がり質感 | セミマット | ツヤ寄りのソフトマット | セミマット |
| 使用方法 | 水あり・水なし両用/スポンジ使用 | 水あり・水なし両用/スポンジ使用 | 水あり・水なし両用/スポンジ使用 |
| リフィル対応 | あり | あり | あり |
| 発売元 | カネボウ化粧品 | カネボウ化粧品 | コーセー |
| 原産国 | 日本 | 日本 | 日本 |
| 持続性 | 標準~崩れにくい | 標準 | 長時間 |
| 香り | 無香料 | 無香料 | 無香料 |
比較詳細
カネボウ メディア リュクス パウダーファンデーション レフィル 01 明るめ 9gを顔半分にのせ、反対側をメディア ブライトアップパクトとファシオ エアリーステイ パウダーファンデーションで塗り分けてみると、最初のひと撫ででわかるのはリュクスの粉質のなめらかさです。指で触れるとふわっとほどけて、スポンジに移る量が過不足なく、肌に乗せた瞬間にムラが出にくい。ブライトアップは明るさを足す方向に強みがあり、くすみ抜けのスピードが早い反面、重ね方によってはパウダーの存在感がやや前に出ます。ファシオは軽やかな密着感で、薄膜を均一に広げやすく、さっと仕上げたい朝にストレスがない印象です。
カバー力の体感は差が出ます。リュクスは毛穴や小さな色ムラを「光でならす」ように自然に整えて、厚塗りっぽくならずにきちんと感を作るタイプ。コンシーラーを使わずに済ませたい日でも、頬の色ムラがふっと和らいで、近距離で見ても粉っぽさが目立たない仕上がりでした。ブライトアップはトーンアップ方向のカバーに寄っており、顔全体がワントーン上がる爽やかさが出ますが、赤みの強い部分は一度で消し切るよりも、薄く重ねる方が綺麗。ファシオは素肌の質感を残しつつ、均一にぼかす力が高く、ニキビ跡など点のカバーは単体では控えめながら、面のムラを整えるのが得意です。
仕上がりの質感は、リュクスが「するん」と艶を含んだセミマット寄りで、顔の中心が自然に明るく見えます。頬に光が乗る角度で鏡を見ると、粉の粒子感が目立たず、肌そのものが滑らかになったような錯覚があり、写真写りも安定。ブライトアップは明るさ優先のソフトマットで、曇天や蛍光灯でも顔色が沈みにくく、ハイライトに頼らずとも軽い透け感が出ます。ファシオは空気を含んだような軽いセミマットで、皮脂が出る前の時間帯はさらりとした清潔感が続き、近接でもポアの影が目立ちにくい仕上がりです。
密着と持ちに関して、朝の通勤から夕方まで試した範囲では、リュクスが表情の動きに対してヨレにくく、笑ってもほうれい線に粉が溜まる感じが少ないのが印象的でした。時間経過で皮脂がにじむ場面でも、テカりが光のヴェールに変わるように穏やかで、崩れ方がきれい。ブライトアップは午後になると鼻周りのトーンアップ効果がやや後退するものの、崩れが汚く見えず、ティッシュオフで容易に整え直せます。ファシオは薄膜ゆえに全体の均一感が長持ちし、額や頬のさらっと感が持続。汗ばむ環境でも厚く見えない安心感がありました。
重ね塗りの挙動にも違いがあります。リュクスは2層目をのせても層が厚く見えづらく、スポンジを軽く滑らせるだけで毛穴の溝に沿って平らに整うため、昼の化粧直しでも「塗り足した感」が出にくい。ブライトアップは部分重ねで輪郭がぱっと明るくなるので、フェイスラインや目の下のくすみリセットに向きます。ファシオは軽量で粉がとどまりすぎない分、頬の中央から外へ向けて払うように重ねると、自然なソフトフォーカスが復活します。
スポンジの感触と操作性では、リュクスはスポンジへの粉付きが均等で、力を入れずに面が取れるため、朝の時短が叶います。小鼻の脇はスポンジ角で軽く押すと、粉が溜まらずに凹凸に沿ってフィット。ブライトアップはややマット寄りの粉感がスポンジに乗るので、頬の広い面から先に置き、最後に細部を整えると綺麗に決まります。ファシオはとにかく軽い滑走感で、ストロークを短く刻むとムラなく伸び、耳前など細部の仕上げも簡単でした。
色味のまとまりについて、リュクスの01 明るめは白浮きせずに透明度が上がるタイプで、首との繋がりも自然に見えました。頬の高い位置がほんのりと光を弾くため、チークの発色がクリアに乗るのも好ましいところ。ブライトアップは顔全体のくすみを薄くベールで包むように飛ばすので、淡いピンク系のチークやリップとの相性が良く、朝の血色演出が手早くできます。ファシオはニュートラルなトーンに落ち着き、アイメイクが強めの日でもベースが主張しすぎず、バランスが取りやすい印象です。
素肌感の残し方は、リュクスが「肌の質感を底上げして見せる」系で、光の当たり方で小さな凹凸が目立ちにくくなるのが好みでした。ブライトアップは肌色補整のスピードが速く、土台のトーンを整えてから艶を足したい方に向きます。ファシオは皮膚の動きに合わせて薄く追従するため、マスクの着脱時でも表面がざらつかず、メイク戻しが簡単でした。
皮脂コントロールの肌感は、リュクスが皮脂と混ざっても透明感を保ちやすく、午後に鏡を見たときの「くすんだ驚き」が少ない。ブライトアップは皮脂が出ると明るさがわずかに中和される感覚があるものの、ティッシュで押さえるだけで表面が元の均一に戻りやすい。ファシオはさらっとした清潔感が維持され、前髪が触れても粉移りが少ないのが助かりました。
毛穴の見え方を近距離でチェックすると、リュクスは鼻横のポアの影が淡くぼけて、角度を変えても点々とした粒感に目が行きにくいのが強み。ブライトアップは顔全体の明度を上げることで影が軽くなり、頬の毛穴が目立ちづらくなりますが、重ねすぎると表面がフラットに見えすぎる場面も。ファシオは薄膜の均一性でポアの境目を柔らかく馴染ませ、近接でも「素肌が綺麗」に見える方向に働きます。
ある日、朝から晩まで人と会う予定が詰まっている日に、あえてリュクスだけでベースを仕上げてみました。朝は薄く一度塗り、ランチ前に軽くティッシュオフしてから鼻と頬だけ二度目をオン。それだけで夕方の写真を見返してもくすみが目立たず、「あれ、今日ちょっと肌調子いいかも」と自分でも不思議に思うくらいでした。正直、下地やハイライトを色々重ねるより、この一品に任せた方が早くてきれい、という日も多いです。
メイク直しの気楽さは、リュクスが一番手早く美しく戻せました。皮脂を軽く押さえてからスポンジをひと滑りすると、朝の質感に近いツルンとした面が復元されます。ブライトアップは目元下のくすみを再び明るくできるので、午後の打ち合わせ前の印象アップに向く。ファシオは軽く重ねて全体のムラを整えるのが得意で、ラフに乗せても境目が目立たず、時短直しに強いです。
写真映えの観点でも差が出ます。自然光ではリュクスが肌の凹凸をやわらげ、顔の中心がふんわり明るく写るので、セルフィーに安定感。ブライトアップは曇りの日でもくすみが飛んで、肌色が均一に捉えられるため、室内光でも色が沈みにくい。ファシオは薄膜のニュアンスで「加工なしでも綺麗」に見え、過度なマット感が出ないぶん、表情の柔らかさが残ります。
使い続けた感想として、リュクスは「今日の肌を一段階上質に見せる」安心感があり、会う人やシーンを選ばない万能さを感じました。質感の良さが仕上げのすべてを引き受けてくれるので、下地やハイライトに頼らなくても満足度が高い。ブライトアップは朝の支度を短縮したい日や、くすみが気になるタイミングで頼れる一本。ファシオは軽快さが魅力で、長時間でも重くならないから、仕事終わりまで顔が疲れて見えにくいのが嬉しいです。
体感できる差があるのかと言えば、確かにあります。リュクスは「見た目のなめらかさ」と「自然なカバー」を同時に叶える感触が突出していて、触れたくなるような均一面を作りやすい。ブライトアップは「第一印象の明るさ」を素早く引き上げるところが強みで、くすみオフの満足度が高い。ファシオは「軽さと均一性」で日中の快適さをキープし、メイクしているのに息苦しくない開放感があります。
結論として、仕上がりの美しさを最優先するならリュクスが頭ひとつ抜けて心地よく、肌が整ったように見える効果がわかりやすい。トーンアップの即効性が欲しいならブライトアップが便利で、顔色のムードを瞬時に明るくできます。軽量でナチュラルにまとめたい、直しまでスマートに済ませたいならファシオがフィット。日々の気分や求める印象に合わせて使い分けると、ベースメイクがぐっと自由になり、鏡を見るのが楽しみになります。
リュクスの01 明るめ 9gは、私の肌では白浮きせずに透明度が上がるバランスで、朝の一塗りで「今日いける」と思わせる仕上がり。粉の存在感が控えめなのに、整った感はしっかり残るところが購入動機になりました。ブライトアップは忙しい朝の相棒に優秀で、顔全体を素早く均してくれるから、メイク時間に余裕がない日でも自信が持てます。ファシオは仕事終わりまで軽く、化粧直しも短時間で決まるため、荷物を増やしたくない日にも安心です。
それぞれの良さを理解して手元に置いておくと、肌のコンディションや予定に合わせて最適解を選べます。特にリュクスは「丁寧に見えるのに簡単」の差がはっきり出るので、ベースで迷う日ほど頼りになる一本。仕上がりの説得力が欲しい人には、まず試してほしいと胸を張って言えます。日々のメイクが楽しく、前向きな気持ちで外に出たくなる、そんな変化が確かにありました。
まとめ
総評は以下のとおり。まずメディア リュクス パウダーファンデーション レフィル 01(評価4.6点)。ひと塗りで“するするつるん”の質感が肌に溶け込み、自然な明るさでカバーしながら厚塗り感が出ない。表情の動きにもぴったり寄り添い、直しでも粉っぽさが出にくいのが好印象。水あり・水なし両用で季節を問わず使え、スポンジでムラなく均一に伸びる扱いやすさも強みです。
次点はメディア ブライトアップパクト(評価4.2点)。軽やかなフィット感で毛穴・くすみを自然にカバーしつつ、SPF20・PA+++で日常使いに安心。重ねるとややマット寄りになるが、透明感のある“パッと明るい”仕上がりは時短メイクと好相性で、くすみが気になる朝に頼りになります。最後にファシオ エアリーステイ パウダーファンデーション(評価4.0点)。薄膜で均一にフィットして素肌感を保ち、SPF35・PA+++で汗・皮脂・こすれに強い。軽さと持続性は魅力だが、カバー力は控えめで色選びが仕上がりを左右する印象です。
ベストチョイスは「メディア リュクス パウダーファンデーション レフィル 01」。質感・フィット感・使い勝手のバランスが秀逸で、ナチュラルに明るい美肌を目指す人へ最もおすすめ。自分のベースメイクの軸として一本決めておきたいなら、まずここから試してみる価値があります。
引用
https://www.kanebo-cosmetics.jp/media/lineup/media-luxe/powder_foundation/
https://www.kanebo-cosmetics.jp/media/lineup/media/cb_brightup_pact/
https://www.kose.co.jp/fasio/catalog/base/airy_stay_powder_foundation/
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