目次
概要
メンソレータム メルティクリームリップ、DHC 薬用リップクリーム、そしてチャーリー トラッドワセリンリップ ゆずの香り 10gを並べてみると、それぞれが持つ特徴が異なる方向性で唇のケアを支えています。メンソレータムはなめらかな塗り心地とクリームのような保湿感が魅力で、乾燥が気になる季節に頼れる存在です。DHCは薬用処方による安心感と、長年の定番としての信頼性があり、日常的に使いやすいシンプルさが際立ちます。一方でチャーリー トラッドワセリンリップは、ワセリンをベースにしたシンプルな保護力に加え、ゆずの香りが心地よいアクセントとなり、ケアとリフレッシュを同時に楽しめる点が特徴です。テクスチャーは軽やかで、唇に薄い膜を作るように守ってくれるため、乾燥や外的刺激からのバリアとして機能します。さらに香りによる癒し効果が加わることで、単なる保湿以上の満足感を得られるのが魅力です。比較対象の2製品が機能性や定番感を重視しているのに対し、チャーリーはシンプルさと香りの楽しさを組み合わせたユニークな立ち位置を確立しています。日常のケアを少し特別な時間に変えてくれるこの製品は、唇の保護だけでなく気分を整えるアイテムとしても注目に値します。これらの違いを踏まえながら、どのようなシーンで最適かを見極めることで、自分に合ったリップケアを選ぶ楽しみが広がります。
比較表
| 機種名(固定文言) | チャーリー トラッドワセリンリップ ゆずの香り 10g | メンソレータム メルティクリームリップ | DHC 薬用リップクリームLIPS+1 |
|---|---|---|---|
| 画像 | |||
| ブランド | チャーリー | ロート製薬 | DHC |
| 製品タイプ | リップクリーム | リップクリーム | リップクリーム |
| 容量 | 10g | スティックタイプ | スティックタイプ |
| 形状 | ジャータイプ | スティック | スティック |
| 香り | ゆず | 無香料/フレーバーあり | 無香料 |
| 主成分 | ワセリン | 保湿オイル成分 | オリーブバージンオイル |
| 薬用指定 | なし | なし | 薬用 |
| 保湿力 | 高め | 高め | 高め |
| 使用感 | しっとり | なめらか | さらっと |
| 対象 | 男女兼用 | 男女兼用 | 男女兼用 |
| パッケージ形状 | ジャー容器 | スティック容器 | スティック容器 |
| 持ち運びやすさ | ややかさばる | 携帯しやすい | 携帯しやすい |
| 塗布方法 | 指で塗布 | 直接塗布 | 直接塗布 |
| テクスチャー | 柔らかめ | クリーミー | 軽め |
| 仕上がり | 自然なツヤ | ツヤ感あり | 控えめなツヤ |
| 乾燥対策 | 強い | 強い | 強い |
| 唇保護 | 長時間持続 | 長時間持続 | 長時間持続 |
| 使用シーン | 日常・就寝前 | 日常・外出時 | 日常・外出時 |
| 開封後使用目安 | 数か月 | 数か月 | 数か月 |
| 製造国 | 日本 | 日本 | 日本 |
比較詳細
チャーリー トラッドワセリンリップ ゆずの香りは、指先で温めてから唇へ広げるタイプ。最初は硬めに感じるものの、体温でやわらぎ、膜が一枚ふわりと乗るような包み込み方をする。メンソレータム メルティクリームリップはスティックで直塗りの手軽さが光り、なめらかな滑走感で「すべるように塗れる」のが楽。DHC 薬用リップクリームLIPS+1はコシのあるクリーム感があり、縦ジワの谷間までしっかり埋める「整える」方向に効いてくる。それぞれの塗り方と初動の質感が、日々の使い分けを自然に分ける印象だ。
保護力はトラッドワセリンが最も厚め。ゆず皮のやさしい香りに包まれながら、乾いた外気に対して盾を置くような安心感がある。メルティクリームは軽膜で動きやすく、口元に柔軟性を残したまま潤いを保つ。DHCは密着して整う感覚が強く、荒れ始めに使うと「落ち着かせる」方向へ舵を切ってくれる。膜の存在感の差がはっきりあるため、風が強い日や空調の強いオフィスではトラッドワセリンが頼もしく、会話が多く唇を動かす時間が長い日はメルティクリームの軽さが快適、コンディションを立て直したい朝にはDHCが仕事をする。
香りの体験はトラッドワセリンが個性的。ふわっと立つゆずのニュアンスが、気持ちを前向きにしてくれる。香りは短時間で静かに引いていくので、食事の邪魔にならず、塗った瞬間だけ季節の果実に触れる小さな気分転換になる。メルティクリームは無香に近く、場面を選ばない汎用性が高い。DHCも控えめで清潔感のある印象。香りを楽しみたい日、香りを消したい日、そのときの気分で選べる明確な差がある。
のびの良さと操作感は性格が異なる。トラッドワセリンは少量で広く伸びるが、指で塗るからこそエッジコントロールがしやすく、唇外周の乾燥地帯だけを狙って保護するといった「部分使い」が美しく決まる。メルティクリームは唇上でスケートのようにすべり、ムラなく整えるのが得意。DHCはねっとりしすぎないちょうど良い粘性で、縦ジワに押し込むような塗り方に向く。微妙な差だが、仕上がりの見た目が変わるので、写真撮影や人前に出る直前の「整える」工程ではDHC、移動中の「保ちたい」場面ではメルティクリーム、夜に「守り切る」ならトラッドワセリンという役割分担が自然に生まれた。
口紅との相性は明確。トラッドワセリンはリップカラーの下地として使うなら極薄に。厚く塗ると滑りが強くなり発色がわずかに淡くなるが、極薄に抑えるとリップラインの滲み防止に働き、冬場の皮むけを目立たせずに色を乗せられる。メルティクリームはバームの中では口紅のノリを損ないにくい。上から重ねたときの密着がよく、色移りが少なめに感じる。DHCは下地として整える力が高く、マット系の口紅前に使うとカサつきの影を消してくれる。体感差は出るので、仕上げの質感にこだわる人ほど使い分けが楽しくなる。
時間経過での保湿持続は、トラッドワセリンが長丁場に強い。夜の入浴後、ベッドサイドで指に少量とって塗ると、朝までしっとりが残りやすい。メルティクリームは日中のこまめな塗り直しに向き、カバンから出してすぐ使える軽快さが武器。DHCは一度塗ると「落ち着く」時間が長く、マスク下でもベタつきすぎず、外した瞬間のカサつきを抑えてくれる。終日外出する日、在宅で空調を浴び続ける日、どちらも試したが、持ちの差は行動パターンに合わせて選べるレベルで体感できた。
ベタつきの質も違う。トラッドワセリンは「膜感」が好きなら最高だが、量を取りすぎるとグロスのような光沢が出て、紙コップに跡がつきやすい。適量を見つけると一気に快適になるので、米粒半分ほどから調整するのがおすすめ。メルティクリームはツヤが自然で、つけすぎても顔全体の印象が重くならない。DHCはツヤ控えめで品のいい仕上がり。マットな口紅と合わせるとバランスが整う。べたつきに敏感な人ほど、この違いははっきり感じられる。
携帯性と使う所作の心地よさも選ぶ理由になる。トラッドワセリンはチューブの先端から押し出して指で塗る一手間が、ゆずの香りと相まって「自分をいたわる」時間に変わる。メルティクリームのキャップを外してさっと塗る流れは、改札前やエレベーター待ちでもストレスゼロ。DHCはスティックにしては安定した太さで、ポケットや小さなポーチでも見つけやすい。持ち物の軽さ、取り出しやすさ、塗る儀式感。それぞれの魅力が異なる。
外気に晒される長い移動の日、豊島区の夜風が冷える帰宅路では、トラッドワセリンの「守る強さ」が頼りになった。肌が引きつるほどの乾燥にも負けない厚みで、唇の端のひび割れが朝には目立たなくなる実感がある。会話が多い打ち合わせの日はメルティクリームの軽快さが良く、唇を頻繁に動かしても重たく感じない。荒れの初期症状が出たときはDHCで地ならしすると、その後の食事や飲み物でも違和感が少なく保てた。生活の場面ごとに、利点の輪郭がくっきり見える。
塗り直しのタイミングも変わる。トラッドワセリンは一度しっかり仕込むと、長時間の外出での追加が少なくて済む。メルティクリームは、唇が乾き始める手前で薄く重ねると常に快適圏を維持できる。DHCは荒れが落ち着いてきた中盤で使うと、唇表面が整ってツヤの質がきれいになる。無意識に手が伸びるのは、気候と予定次第で交代する感じだ。
食事前後の使い心地にも差がある。食前に厚めのバリアが欲しい日はトラッドワセリンが助かる。油分が多い料理でも唇の水分が逃げにくく、食後のパサつきが出にくい。軽くしておきたい日はメルティクリームで整え、食後にサッとリセットできるフットワークが快適。DHCは食後の「仕切り直し」で形を戻すのに向き、飲み物の熱でふやけた縦ジワをなだらかにしてくれる。どれも違いが実感できるレベルで、有効な選択肢が状況ごとに明確。
寝る前の一本は、好みで分かれるが私はトラッドワセリン派。ゆずの香りが短く立って、呼吸が整う。マスク就寝の日はDHCの落ち着きが心地よく、内側で蒸れても不快になりにくい。メルティクリームは軽めに置いて、枕元で乾きを感じたら追加する運用が楽。翌朝の唇の柔らかさは、睡眠時間の長さとも相性があり、長く眠る日はワセリン、短いときはDHCかメルティがちょうどいい。
総じて、体感できる差はしっかりある。トラッドワセリンは「守る」ことに特化しながら、香りで気分を整える点が魅力。メルティクリームは「動きやすさ」と「軽さ」で日中の快適を支える。DHCは「整える」力で荒れの立て直しに効く。どれか一つで万能というより、三者三様の強みが手の内にあるほど、乾燥の季節をしなやかに乗り切れる。
買いたい気持ちに直結するのは、使った瞬間に自分の生活の一場面が良くなる実感だと思う。トラッドワセリンのゆずは、乾燥が厳しい夜に、唇だけでなく気持ちもやわらげる小さなご褒美になる。メルティクリームは忙しい日々の相棒として、テンポを崩さずにコンディションをキープしてくれる。DHCは仕上げの美しさにこだわる人へ、縦ジワを整えて清潔感を底上げする確かな一手。三者の差は机上のスペック以上に、毎日の動きの中で確かに感じられ、使うほどに役割がはっきり見えてくる。
指で塗る手間を楽しめるなら、チャーリーのワセリンは儀式になる。ゆっくり塗って深呼吸する数秒が、乾燥に抗う自分のペースを取り戻してくれる。手早さを最優先にするならメンソレータムのスティックが軽快で、移動の合間のストレスがなくなる。唇の印象を整えて見せたい場面が多いならDHCが信頼できる。三者の違いは好みの問題でもあるが、私は季節の変わり目の夜にゆずを選び、昼の街を歩く日はメルティで軽く、朝の身支度でDHCを一本差す。そういう組み合わせが、一番心地よく暮らしに馴染んだ。
結論として、体験に基づいて言えば、どれも「違いがわかる」レベルの個性を持っている。乾燥から守る厚みを重視するならトラッドワセリン、軽快さを求めるならメルティクリーム、仕上がりの整いで選ぶならDHC。唇は思っている以上に一日の気分を左右する。自分の一日をよくする一本を、香り、触感、仕上がりの三軸で選ぶと失敗がない。ゆずの香りに背中を押されたい夜があるなら、チャーリーをポーチに入れておく価値は充分にあると感じている。
まとめ
最も良かったのはメンソレータム メルティクリームリップ。体温でとろけるように広がり、薄膜なのに保護感が強く、外気の乾燥や冷たい風でも唇のしっとり感が長く続く。UVカットが入っている安心感も日中の外出で効く。鏡なしでもスッとひと塗りで整えられる扱いやすさは、鞄の中の定番になりそうだ。夜に軽く塗って寝ても、朝の縦ジワがふくらんでいる手応えがあり、ベタつきすぎないのが好み
ロート製薬
+1
。次点はDHC 薬用リップクリームLIPS+1。医薬部外品らしい保護膜の「バリア感」で、荒れた状態を落ち着かせるスピードが速い。塗り始めはややコクがありながら、時間とともに馴染んで控えめなツヤに変わる。無香料・無着色で、食事前後でも気にせず使える質実さが心強い。真冬の出先で唇がひりついた日に、一本で持ち直せた経験から、通年の“レスキュー枠”に置いておきたい
DHC
+1
。3番手はチャーリー トラッドワセリンリップ ゆずの香り 10g。チューブから適量を出すだけの簡便さと、ワセリン基調のしっかりした保湿で、マスク擦れや口角のカサつきに素直に効く。ゆずの香りはさっぱり系で、気分が重い朝でも呼吸が軽くなる。ひとつ注意は、出しすぎると膜厚が増してベタつきを感じやすいので、薄く均一に広げると快適。寝る前のたっぷり塗りで、翌朝の口元までしっとりが続いた
株式会社チャーリー
。ベストチョイスは、日中の使い勝手と総合バランスでメンソレータム メルティクリームリップ。荒れが強い場面の即効回復にはDHC、香りで気分を整えつつ保湿を重ねたい夜ケアにはチャーリーを選ぶと、生活シーンごとに無理なく心地よく使い分けられる。
引用
https://jp.rohto.com/meltycreamlip/
https://www.dhc.co.jp/sph/goods/goodsdetail.jsp?gCode=13
https://charley-zzz.com/products/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%AF%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97
※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます
